夏が旬なのに「冬」の瓜?おすすめ食材『冬瓜』のお話
2026年6月19日 14:39
6月に入り、ジメジメとした梅雨の季節がやってきましたね。
気圧の変化や湿度の高さからこの時期はなんとなく体がだるくなったり、食欲が落ちてしまったりする方も少なくありません。
また、ご高齢の方は喉の渇きを感じにくくなるため、「隠れ脱水」にも注意が必要な季節です。
そこで今月のイチオシ食材は、なんといっても**「冬瓜(とうがん)」**です!
ちょっと豆知識!冬瓜トリビア
ここで少しトリビアをご紹介します。 冬瓜は6月頃から夏にかけて旬を迎える野菜ですが、なぜ「冬」の「瓜」と書くのでしょうか?
実は冬瓜は、皮が分厚く水分を逃がしにくいため、**「夏に収穫しても、冷暗所に置いておけば冬まで日持ちする」**ことから、その名前が付けられたと言われています。(※カットしたものは早めに食べる必要があります!)
昔の人にとって、冬まで保存できる貴重なビタミン源だったのですね。
「冬瓜」がおすすめな理由と栄養
冬瓜は、ごの時期の食事にぴったりの素晴らしい食材です。
- 食べるだけで「水分補給」になる!
冬瓜は全体の約95%が水分でできています。お茶やお水をごくごく飲むのが苦手な方でも、お食事から自然とたっぷりの水分を補給できるため、熱中症や脱水予防にとても効果的です。
- むくみ解消に役立つ「カリウム」が豊富
余分な塩分を体の外に排出してくれる「カリウム」が含まれており、高血圧の予防や、足などのむくみ解消を助けてくれます。ビタミンCも含まれており、疲労回復にもぴったりです。
- とろとろに柔らかく、飲み込みやすい
生だと硬い冬瓜ですが、お出汁でじっくり煮込むと、歯ぐきや舌でつぶせるほど「とろとろ」に柔らかくなります。噛む力(咀嚼力)や飲み込む力(嚥下力)が弱くなってきた方でも、むせずに安全に、美味しく召し上がっていただけます。
★おすすめレシピ
ほっこり柔らか!「冬瓜の鶏そぼろあんかけ」
■ 材料(2〜3人分)
- 冬瓜:約300g(1/8個程度)
- 鶏ひき肉:100g
- 生姜(すりおろし):小さじ1
- 油(サラダ油など):小さじ1
【A:煮汁】
- だし汁:300ml(※水300ml+和風だしの素小さじ1で代用可)
- 醤油・みりん:各大さじ1と1/2
- 酒:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
【B:水溶き片栗粉】
- 片栗粉:大さじ1
- 水:大さじ2
■ 作り方
1 冬瓜の下準備 冬瓜は種とワタを取り除き、皮を厚め(緑色の部分がなくなるくらい)にむきます。その後、食べやすい一口大(3〜4cm角)に切ります。
2 ひき肉を炒める 鍋に油を中火で熱し、鶏ひき肉とすりおろし生姜を入れます。お肉がダマにならないよう、菜箸で細かくほぐしながら炒めます。
3 煮込む お肉の色が変わったら、【A】の煮汁をすべて加えます。煮立ったらアクを取り除き、冬瓜を入れて落とし蓋をします。弱めの中火で15〜20分ほどじっくり煮込みます。
4 とろみをつける 冬瓜が透き通り、柔らかくなったら一度火を止めます。よく混ぜ合わせた【B】の水溶き片栗粉を回し入れ、全体を優しくかき混ぜます。再び弱火にかけ、1〜2分ほどフツフツと加熱して、しっかりとろみがついたら完成です。
■調理のポイント
- 皮はしっかりと厚めにむく 冬瓜の皮の近く(緑色の部分)は硬く、口に残りやすいため、白い果肉が見えるくらい厚めにむくのが食べやすさのコツです。
- とろみをつけて飲み込みやすく 水溶き片栗粉でしっかりとろみをつけることで、パラパラとしたひき肉も冬瓜と一緒にまとまり、むせずに飲み込みやすくなります。
冷めても味が染みて美味しいので、多めに作って常備菜にするのもおすすめです。ぜひ作ってみてくださいね!
