アンガーマネジメントで学ぼう!簡単にできる怒りやイライラのコントロール術
2019年4月26日 21:47
こんにちは!
厚生労働省は3月26日、2017年度の高齢者への虐待件数を発表しました。介護職員による虐待が前年度比12.8%増の510件、家庭内での虐待は4.2%増の1万7078件となり、いずれも過去最高を更新しました。
虐待へも繋がる怒りやイライラ等の感情をコントロールする方法「アンガ―マネジメント」を紹介します。誰もが簡単に感情をコントロールする事が出来るコツなど、今回はイライラする人にぜひ呼んで欲しいアンガ―マネジメントを一緒に学んでいきましょう。
「アンガ―マネジメント」=「怒りの感情と上手く付き合うための方法」です。
アンガ―マネジメントの技術の中でまず知っておいてほしいことがあります。
それは「6秒ルール」です!
怒った時に絶対にやってはいけない事があります。それは、イラッとした瞬間、反射的に言い返す、または行動に移してしまうことです。
諸説あるのですが、実は、怒りのピークは長くて6秒と言われています。この6秒をやり過ごすことにより、虐待等を防ぐことが出来るのです。
アンガ―マネジメントを学ぶと人間関係が改善される。
アンガ―マネジメントを学ぶと次のようなスキルを身に付ける事が出来ます。 ①自分や相手の感情を理解するスキル 自分や相手が怒りを感じる理由や気持ちを理解できるようになります。 ②怒りの感情を客観的に理解するスキル 自分が怒りを感じる理由を客観的に理解出来たり、怒りのパターンを知る事が出来たりします。怒りのパターンが分かると、怒りの感情を扱いやすくなります。 ③怒りの感情への対処スキル 怒りに任せて言い返したり、行動する事を防ぎ、上手に伝えることが出来るようになります。 このようなスキルを備えると、怒ったことに後悔する事がなく、自分の怒りの感情と上手く 付き合うことが出来るようになります。怒りが発生するメカニズム!
怒りは「第二次感情」と言われています。その下には「不安、恐怖、淋しさ、体の疲れ、ストレス」といった第一次感情があり、そのコップが一杯になってしまうと怒りの導火線が短くなってしまうのです。以下の点に注意しましょう。 ①睡眠時間は充分に取っていますか?睡眠不足はあなたの気分に常に影響を与えるので、良質な睡眠を確保するようにしましょう。 ②何かストレスを抱えてませんか?金銭的な問題、人間関係、仕事等に悩んだりしてませんか?解決の糸口を見つけましょう。 ③体調が優れなかったり、病気を抱えていませんか?体調管理をしましょう。 ④空腹もイライラの原因になります。 第一次感情に気が付くと怒りの感情にならずに済む事があります。怒りの感情は決して悪い物ではなく、嬉しい・楽しいと同じく自然的な感情です。怒りを上手にコントロールできるようになることが大切です。今日から実践できるアンガーマネジメントテクニック
1、心の中で6秒を数え、6秒が過ぎるのを待ちます。ただしイライラしている事を考えながらするのではなく、数えることに集中して下さい。 2、深呼吸する。この動作だけで6秒やり過ごせますし、吐ききる呼吸をすると副交感神経が働いてリラックスモードになれるかも。 3、水を飲む。きつい言葉が出そうになったら、コップ一杯の水を飲んでください。水が入っていく感覚に集中してみると、徐々に冷静になっていくはずです。 4、近くにあるものを見つめる。ペンや椅子など近くにあるものを観察してみましょう。色、形、大きさなどをじっくり観察することでイライラから意識を離すことが出来ます。 5、自分の目的を意識する。自分の役割や、なぜここにいるのかという目的を意識するのも、冷静になるのに効果的です。 6、その場を離れる。どうしてもイライラがこみ上げてしまう時は、その場を立ち去りましょう。立ち去った後はリラックスして過ごしましょう。 7、記録をつける。記録をつけると自分を客観的に見つめる事が出来ますし「これが許せない事だったんだ」「次からこうすれば良いかも」といった気付きがあります。 いかがだったでしょうか?アンガーマネジメントは心理トレーニングです。継続していけば怒りの感情をコントロールできるようになってきます。更に詳しく知りたい方は、日本アンガーマネジメント協会の公式サイトをチェックしてください。