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■転倒予防について 【家の中で転ばないために~リビング~】

2019年12月30日 09:19

高齢者の転倒は、足の骨折を招き寝たきりに繋がってしまう大きな原因になっています。転倒した人の10%弱が骨折をしています。発生した全ての骨折のうち、30%近くの骨折が高齢者に起こりやすく、寝たきりになりやすい骨折といわれています。特に歩行に支障が出やすいとされる①脊椎圧迫骨折の発生率は70歳代男性で10.8%、女性で22.2%、②大腿骨近位部骨折は転倒した高齢者の1%に起きていると推定されています。高齢者の介護が必要になる主な原因のうち、「骨折・転倒」は4位で全体の12%を占めています。 転倒は外出中に起こりやすい印象があると思われますが、屋外で起こる転倒と同じくらい、家の中での転倒が起きています。転倒が起こる要因には、加齢による運動機能の低下など「身体による要因」と、段差や滑りやすい床など「環境による要因」があります。今回は主に環境に着目し、自宅の中で転倒が起こりやすい場所の1位である居間・リビング、2位である玄関に対して、注意が必要なところや対策をお伝えします。 1   入口のふすまや扉に数センチのちょっとした段差はありませんか? 1~2cm程度のちょっとした段差は意外とつまずきやすい場所です。

↓↓↓対策↓↓↓

2   段差解消スロープを設置することでつまずきにくくなり、転倒予防になります。また、段差への注意を向きやすくするために段差の角にビニールテープなどの目立つ色のテープを貼ることでも転倒予防になります。その他に、段差をなくす住宅改修なども選択肢の1つになります。   ○床 3   冬の寒い時期になってくるとカーペットを敷く家が多くなってくるかと思います。実はカーペットも転倒の原因の1つにもなります。めくれることによってのつまずき、カーペット自体が動いて滑ってしまう可能性があります。ホットカーペットでは、電源コードでのつまずきも転倒の原因の1つに挙げられます。 床にチラシや物が放置されていると、つまずいたり、避けようとしてバランスを崩したりすることで転倒につながることがあります。チラシなどは踏むと滑って転倒することもあります。

↓↓↓対策↓↓↓

4   カーペットのめくれや滑りに対しては、①畳であれば四隅を釘(上敷き鋲)で刺して固定する、②フローリングであればカーペットテープを使用し固定する方法があります。 ホットカーペットの電源コードに対しては、①電源コードが壁沿いなどのあまり通らない場所にくるように設置する、②巻き取って収納できるコードリール(100円ショップ、ホームセンター等で購入可能)で必要な長さを引き出して使うようにする対策が挙げられます。ホットカーペットを使わないときはコードを外し、短くまとめて通り道までコードが伸びないようにすることも、つまずきへの対策になります。チラシや新聞紙は決められた場所に整頓するようにしましょう。 (次回 ■転倒予防について ~家の中で転ばないために~ 玄関 に続きます。)

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