ロボットで家族とつながる
2020年5月28日 16:18
新型コロナウィルスの感染拡大以降、緊急事態宣言が解除されたとはいえ、以前とは外出や人と会うことのあり方が大きく変わっています。
ご家族同士で会うことがままならなくなっている方も多いと思います。江古田の森の入所施設でも、入所者様とご家族の面会が中止となっており、ご迷惑をおかけしております。
このように直接人と会うことができない状況では、スマホやタブレット端末を使ってライン、スカイプ、zoomなどのアプリのオンラインビデオ通話で顔を見てコミュニケーションをとることができます。
江古田の森でも、タブレットを使ったビデオ面会が6月1日からスタートする予定です。
しかし、離れて暮らすご両親など高齢の方の中には、スマホ・タブレットを持っていない、使いこなせないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今、離れて暮らす家族の様子を知るため、さまざまな見守りのためのシステムや道具がありますが、家族とのメッセージのやり取りだけに機能を絞って、うんとシンプルな操作でできるようにしたコミュニケーションロボットというものがあります。
いくつかの会社から出ていて機能に違いはありますが、だいたい家族からのメッセージを読み上げたり、反対に高齢者の方からの音声メッセージを家族に届けてくれたり、天気やその日の予定を読み上げてくれたり、というものです。
設定などの複雑なことは家族の側で行い、高齢者の側はボタンを押すだけなどの簡単な操作で済むようになっています。
クマのぬいぐるみやかわいらしいロボットなど、親しみやすい形をしているものもあり、家族とつながるだけでなく、生活の中の楽しみや癒しにもなります。
"コミュニケーションロボット""見守り"などで検索すると出てくると思います。
ソーシャルディスタンスがこの先も大切になってくる今、これまでそういったものに縁のなかった方の生活にもIT技術を取り入れるチャンスかもしれません。