免疫力をUPして元気に過ごしましょう
2022年6月 1日 09:57
私達の身体が感染症などに対して抵抗力を獲得する現象を免疫と言います。
免疫力が低下すると風邪をひきやすくなったり、アレルギーの病気や生活習慣病などの病気にかかりやすくなります。そこで今回はこの免疫力をUPさせて病気を予防する方法に注目しました参考にしてください。
免疫力を高めるためには
①腸内環境を整える
・動物食品を摂りすぎない ・油や砂糖を摂りすぎない
・規則正しい食生活 ・発酵食品(味噌・納豆・ヨーグルト等)を食べる
・オリゴ糖や食物繊維を豊富に含む食材を食べる(昆布・もずく・バナナ等)
②免疫力を高める栄養素
・ビタミンA:身体を外敵から守る皮膚や粘膜を正常に発育させる(緑黄色野菜)
・食物繊維:小腸や大腸に届き、有害物質を巻き込んで体外へ排出し、また腸内環境を整える
(野菜・きのこ・海藻類)
・β―グルカン:体内の感染細胞やがん細胞を攻撃する細胞を活性化する働きがある
(きのこ類に豊富)
・硫化アリル:抗菌作用とビタミンB1の吸収upで疲労回復・スタミナ増強になる
(玉葱・にんにく・ねぎ)
・ジンゲロール:殺菌作用、免疫細胞の増加、身体を温める(生姜)
③身体を冷やさない ・・・「体温が1度下がると免疫力は30%下がる」
・身体が冷えると肩こりや腰痛、下痢・便秘等不快症状が出現します。体の冷えは自律神経を乱し、免疫力を低下させます。身体を温める食材を選び、普段から冷えない生活を心がけましょう。
*身体を温めてくれる食材 冬・寒い地方でとれるもの(りんご・かぶ・鮭等)、土の中で育つもの(人参・蓮根・生姜等)、黒っぽいものや暖色の物(紅茶・黒豆・南瓜等)
お役立ち食材 生姜
身体の内部から温めるため風邪や冷え性などに効果的
血液循環をよくしてくれるので、新陳代謝を高め、脂肪燃焼効果が期待でき、ダイエットにも
強い抗酸化作用、殺菌・抗菌作用があるため薬味に使用すると防腐効果あり
空気中に放置すると酸化されて作用が弱まってしまうので食べる直前に調理すると良い
お役立ち食材 にんにく
強い殺菌効果があり、細菌やウイルスから身体を守り、風邪などの感染症になりにくくなる
匂いの成分アリシンはビタミンB1と結びついてアリチアミンに変化し、糖質がエネルギーに変わるのを助けてくれるため疲労回復に効果的
血行促進による冷え性予防
~日頃の手洗い・うがいで感染症予防の効果は期待できますが食事面の工夫も取り入れていきましょう~
東京総合保健福祉センター 江古田の森